日本に中長期に渡って滞在し、働く際に必須になるのが「就労ビザ」です。
就労ビザは17種類あり、それぞれの種類ごとに就労できる職種や職務内容が決められています。
今回は絶対に押さえておきたい「就労ビザ取得の基本的なポイント」を5つに絞って詳しく見ていきましょう。
【就労ビザ取得の5つのポイント】
就労ビザは、その種類によってそれぞれ取得のための要件は異なっており一概にはいえません。
ただし、下記の要件は重要なポイントになると言えます。
1.職務内容
⇒職歴や学歴が、入管法令の規定から外れず、日本で従事する職務内容と関連していること。
従事する職務内容が、17の就労ビザのうちいずれかに合致していること。
2.本人の学歴(専攻科目)と職歴
⇒単純労働(レジ業務・陳列作業・ドライバー・警備員等)は原則禁止です。
そして、本人の学歴と職歴がリンクしていることも必要です。
3.雇用する会社の安定性・継続性、また雇用する必要性
⇒雇用企業の経営状態が安定していること、、問題なく外国人を雇用できることが求められます。
赤字決算であれば、会社の事業が安定しておらず、継続性が認められない、日本人と同等の報酬を支払うことができないと判断されてしまいます。
4.素行が不良でないこと。
⇒逮捕歴がある、前科がある外国人のビザの許可はおりません。
5.本人が得る報酬などの処遇
⇒日本人が従事する場合に受ける報酬と同等額以上の報酬を受けること。
就労ビザの取得・変更・更新手続きは複雑で細かなルールがあり、ハードルが高く、申請しても必ず許可されるものではありません。
上記の就労ビザの基本的な5つのポイントと「どんな人材を必要としているのか」を事前に確認していれば、
不許可のリスクは減らせます。まずは専門家にご相談ください。