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ビザ時事 2020年2月14日

ゴーン被告は今後どうなる!?

ゴーン被告の逃走劇について・・・
「今後はどうなるの?」
「保釈中だけど再逮捕とかあるの?」
「このまま逃げたままなの?」
など、ゴーン被告の「今後」に対して多くの疑問があがっています。
今回はそんな「ゴーン被告の今後は?」についてお話しようと思います。

【ゴーン被告の今後】
まず今回の逃亡は、日本の出入国に関する正規の手続きを踏んでいないことから、明らかに違法行為と言えます。
ゴーン氏は保釈条件も破ったのですから、民主主義国家における司法手続きを無視した行為でもあり、到底許されるものではありません。

しかし、捜査権は国家主権の重要な一部分ですから、外国の領域内にいる被疑者を、その国の承認なしに拘束することはできません。
そこで、その者を処罰するためには、国際司法共助(司法に関する国家間の相互協力)のひとつとして、その者の身柄の引渡しを求める必要が生じます。
これが「犯罪人引渡」しと呼ばれる制度です。

ただし、日本とレバノンとの間には現在、犯罪人引渡条約は結ばれていないため、個別の外交折衝により交渉が行われることになります。
どこの国も自国民不引渡しが原則であり、ゴーン被告が日本に戻されることについてはほぼありません。

ただ、その場合はレバノンに対して代理で彼を処罰する「代理処罰」を要請することはできます。
しかし犯罪の要件が違えばそれも難しく、かりに裁判が開かれ「無罪」にでもなると、
国際的な一事不再理(ある刑事事件について確定判決があれば、同じ事件について重ねて裁判されることはないという原則)が働き、日本での処罰が法的に難しくなるのではないかといった問題が生じる可能性があります。

また国際刑事警察機構がレバノンに対して「赤手配書」を受領したと言われていますが、まだレバノンが承諾していません。
ですので、ゴーン被告はレバノンに普通に生活し、自由に発言できる記者会見を開くことが出来たのです。

また、被告人が海外逃亡中の場合は、時効も進行することはありませんので、日本で係属中の裁判は中ぶらりんの状態で続いていくことになります。

 

 

◆逃亡で保釈金15億円は没収
保釈条件の一つの「海外渡航の禁止」を完全に破ったため、保釈金として納めていた15億円はすべて没収されました。
これは今までの保釈金の中でも最高額と言われています。

◆逃亡罪になる?
「保釈中」なので、逃亡罪は成立しません。

◆日本の司法制度を生涯にわたって批判
「しっかりと戦う準備はできている」というゴーン被告の発言もとれているそうです。
自身の状況に関する本と、これをベースにした映画の制作に出資する計画を明らかにしました。
ゴーン被告は今後、生涯にわたって日本の司法制度を批判していくでしょう。
約20年間日本に愛されてきた同氏は、今後日本の最大の敵になるに違いありません。

◆レバノン富裕層にとってゴーン被告は「英雄」
ゴーン被告が、保釈の条件を破って国外に逃亡しました。
逃亡先は、ゴーン被告の第二の故郷であるレバノンです。
レバノン移民の子としてブラジルで生まれ、中等教育をレバノンで受けて国籍も持つゴーン被告は、同国では英雄的な存在であります。
報道によると、同国大統領もゴーン氏の保護を約束している。
ゴーン氏の逃亡は、どう考えても単独での実行は無理であり、国内外に複数の関係者がいると見られ、レバノンの国家としての関与も疑われる。

ゴーン被告が日本に戻ることはおそらくもうないでしょう。
出国先のレバノンは合法な入国と認めているので、罪に問われることも無さそうです。
今後は日本がゴーン被告の身柄引き渡しをレバノンに求めていくことになりそうですが、レバノンが応じる可能性は低いと思われます。

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