USEFUL INFORMATION

お役立ち情報

ビザ時事 2020年3月2日

日本に来る東京オリンピック選手のビザはどうなってるの?

新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を受け、東京オリンピック開催も怪しくなってきました。
無事開催されれば、前回の東京オリンピック開催が1964年だったので、じつに56年ぶりの開催となります。
ところでオリンピック選手は、何の在留資格で日本に来るのでしょうか。
今回は「オリンピック選手のビザについて」ご説明いたします。

【招致するスポーツ選手は3パターンに】
「参加する大会」と「プロスポーツ選手かアマチュアスポーツ選手」によって、以下の3パターンに分かれます。
①プロスポーツ選手・・・興行ビザ(基準3号)
日本のチームプロと契約した場合や個人種目のプロ選手(ゴルフ・相撲など)です。
また、賞金・報酬のある国際大会に参加する場合も興行ビザに該当します。

②アマチュアスポーツ選手・・・特定活動ビザ
日本の実業団チームなどと契約した場合です。

③賞金・報酬の無い大会に出場・・・短期滞在ビザ
賞金・報酬が無い大会に出場する場合です。オリンピックなど。

賞金制のトーナメントにスポーツ選手が参加する場合は、在留資格「興行」になります。
オリンピックや世界大会などでは、選手に直接報酬が支払われないため、「興行」には当たらなく、③の「短期滞在ビザ」になります。

【短期滞在ビザについて】
◆短期滞在ビザとは
海外にいる外国人が日本を観光する為には「査証」が必要です。
また、外国人が日本を観光する為には査証以外にも「在留資格」が必要になります。
査証と在留資格に注目して、外国で暮らしている人が日本を観光する際の流れを紹介すると以下のようになります。

① 海外にいる外国人が、自分の住んでいる国にある日本の在外公館(大使館や総領事館)に査証の申請をする
② 査証が発給される(※パスポートに査証が貼られる)
③ 飛行機や船などで海外から日本に移動
④ 日本に上陸(入国)する際に、入国審査官から上陸審査を受ける
⑤ 日本への入国を許可され、在留の許可を受ける(※在留資格を取得)
⑥ 日本を観光する

※査証の発給は日本の在外公館(外務省)が、上陸審査は入国審査官(出入国在留管理庁/法務省)が行っています。
※日本では「在留資格」と「査証」をひとまとめにして「ビザ」と呼ばれています。

◆滞在できる日数
短期滞在ビザを使用すると最短0日間から最長90日間まで、日本を観光することができます。
短期滞在ビザの在留期間(※日本で過ごせる期間)は「15日以内(約2週間)」「30日以内(約1か月)」「90日以内(約3か月)」の3種類に分かれており、日本での活動内容や滞在目的に応じて「15日以内」「30日以内」「90日以内」のどの日数になるかが決まります。

 

 

【2020年東京オリンピックに関しては特別措置が!!】
しかし、東京五輪の開幕まで1年となり、政府は五輪・パラリンピックの準備に携わる外国人の関係者を対象に長期滞在可能な在留資格を与える特例措置をスタートさせました。
大会準備を促す狙いがあります。
冬季大会を含む国内開催の五輪・パラリンピックで、大会関係者に長期滞在を認めるのは初めてです。

五輪の開幕に向け、国際オリンピック委員会(IOC)や競技団体、放映権を持つテレビ局、スポンサー企業などの大会関係者による日本での準備が本格化します。
過去に国内で開催された東京(1964年)、札幌(72年)、長野(98年)の3回の五輪では、そういった特例は認めず、関係者は短期在留を繰り返すなどして対応していたといいます。
ただ、来年の東京五輪は過去の大会と比べて規模が大きく、大会組織委員会が関係者の利便性を高めるため長期滞在を可能にするよう政府に要請しました。
これを受け、通常は外交官の使用人やアマチュアスポーツ選手に与える在留資格である「特定活動」の対象に、大会組織委が推薦する「大会の関係者」を加えることを決めました。

大会関係者に認める在留期間は3カ月、6カ月、1年の3種類です。
大会が終わって後片付けなどが落ち着く2021年夏ごろまで更新を認めます。
資格取得者は、配偶者と子を日本に連れてくることもできます。

では次にオリンピック選手を支えるコーチ・トレーナー等指導者、家族についてお話いたします。

一覧に戻る
ページトップへ戻る